子育てママの便利日記

現在1歳の男の子を子育て中のママです。出産前は、子どもメインの病院で看護師として働いていました。実際に育児中に感じたことや不安になったこと、よかったなと思うことについて書いて行けたらなと思います。

元看護師が教える突発性発疹の時の経過と4つの対応ポイント

 こんばんは

 

世の中のニュースでは10連休という史上最長のGWがありましたね!

みなさんは楽しい思い出が出来ましたでしょうか?

 

でもこの連休は日本の人口の3割しか、その期間になかったそうですよ!

7割の方お仕事を頑張ってくださってるおかげで支えられた10連休とも言えますね!

そして、私はというと・・・

主人は10連休でどこに行こうかと楽しみにしていましたが

今回の題名の通りなのですが・・・

 

娘が9カ月にして突発性発疹になってしまい、まさかの連休も前半は看病のため

つぶれました!!!

 

でも、物は考えようで

連休だったからこそ、息子は主人に面倒を見ともらうことが出来、娘は私がつきっきりで看病をするという形が取れたので、それはそれで良かったなと今となっては思います。

 

そして、恐らくこのページを見られているママやパパは

リアルタイムで突発性発疹と向き合っているのではないかと思います

 

私は元小児看護師なのですが、少しでも突発性発疹かもしれない、または突発性発疹で悩んでいるママやパパの役に立つことが出来たらと、突発性発疹の経過と対応についてまとめていきたいと思います

 

 ・突発性発疹の経過

突発性発疹』と検索すると、沢山の情報がかかれていると思いますし

このページにたどり着くまでにも、いろいろと調べられていると思いますが・・・

 

突発性発疹にかかる年齢が大体生後6カ月から2歳までの子どもに多く、初めて突発性発疹で発熱が見られたという子も多いので、赤ちゃんの時に初めてなる病気が突発性発疹ともいわれるくらいに、ほぼ全員がなる病気と言っても過言ではないようです。

なぜ生後6か月からなのかというと、ママにもらっていた免疫が生後6カ月ごろに急低下し、それ以後は赤ちゃん自身で自分の免疫を作っていくため、最も免疫力の弱い時期にかかりやすく、また、感染経路が唾液から感染するので、6カ月からの離乳食などで親や祖父母との食器の共有などで患うことも多いそうです。

 

 

そして何より突発性発疹が厄介な理由は

 

発疹が出るまで『突発性発疹』という診断名は出ない!

 

これが一番厄介なポイントです

 

通常突発性発疹3~4日、長いときは4~5日ほど38度台から高いときで40度を超える発熱が続きます。

だた、発熱のわりに子どもの期限などは悪くなることはほとんどなくて、むしろ

“熱の高さのわりに元気”というのも特徴的です。

 

ママやパパからしてみると、そんな高い熱が続いているのに診断がなかなかつかず、不安で仕方ないと思います。

実際、私も元小児看護師でありながら、息子が1歳10か月の時に突発性発疹を患った時は、突発性発疹という診断が降りるまで、不安でいっぱいでした。

 

また職業上、どうしても突発性発疹でなかった場合のもっと悪い場合の病気も思い描いてしまい、川崎病だったらどうしようか・・・ととても苦しい3日間だったのを覚えています。

そして、この度娘の時はというと、実は少し気持ちに余裕がありました。

なぜなら、この突発性発疹は症状が早めに出ている子であれば、発熱中でも『中山斑』という咽頭の部分に発疹が出ていることがあるのです。

その『中山斑』が娘には発熱1日目から、医師より中山斑らしいものがみられるねと言われていたので、息子の時よりは、少し気持ちは落ち着いていました。

息子の時は解熱後にやっとこの『中山斑』が見られたので、この発疹がみられるのにも個人差ありますが、もし、心配で仕方ないというママ・パパは子どもの口の中に発疹がないか医師に確認してみてもいいかもしれませんね。

 

そして、経過としては発熱(3~4日)➡解熱➡発疹(2~3日で消えます)

という流れになるのですが、解熱後の発疹はほとんど痒みのない物が多いのですが、かゆみは個人差で、痒がる子もいれば発熱時より解熱して発疹が出る際の方が不機嫌になったという子もいるそうです

 

では、これらの全体を通して、対応について次にまとめていきたいと思います

 

 

 

突発性発疹のときの対応

突発性発疹の時の対応として4つのポイントがあります

 

①脱水にならないように注意

高熱が続くので、子ども自身は元気に遊んでいても発汗は通常の平熱の時よりも多く発生します。

そのため、こまめに水分補給を促すようにしてください!

もし、水分補給が全くできないほどにぐったりしているのであれば、直ちに病院へ受診して点滴をしてもらい体内に水分補給ができるようにしてあげてください。

 

ちなみに、この時の水分は母乳でも、経口補水液でも、ジュースでもなんでも構いません。

離乳食も発熱しているときにまで無理に進める必要はないので、食べる勢いが悪ければその分、ミルクや母乳などを足してあげてください。

 

②体を冷やしてあげましょう

高熱が続くため、体を冷やしてあげることで子どもも気持ちよさを感じられると思います。

しかし、この時に注意してもらいたいのが冷やしすぎには気をつけましょう。

冷やし方のポイントとしては、ほんのり冷やしてあげる!ことがコツです。

恐らく動いている活動時間の時には、子どもはなかなか冷やすことをさせてくれません。

冷やす部位としては、睡眠時に脇の下や鼠径部(太ももの付け根)を冷やしてあげたり、額や頭を冷やしてあげることがいいのですが、直接的に冷やしすぎると体温の急低下や、子ども自身の気持ちよさにつながらず、せっかく睡眠により体力を回復させているところを起こしてしまうという結果になってしまいます。

 

なので、ここでコツ!

乳児はとくに体が小さく直接的に冷やすことは、体温の急低下や覚醒させてしまう恐れがあるので、直接その部位に当てるというよりは、布なので必ずくるんでから脇や鼠径部頭の近くの布団に氷枕を置く!

ということです!

こうすることで、ほんのりと冷気が子どもの体に伝わるので気持ちの良い冷やし方が出来ます。

 

幼児であれば、冷えピタを貼らしてくれるのであれば、冷えピタもおすすめです。

 

 

③熱性けいれんには注意をして下さい!

熱性けいれんとは、熱が急に急上昇する際に体全体、または一部が痙攣をおこしてしまうことなのですが、どれだけ高熱で40度を超えてもけいれんを起こさない子もいれば39度で熱性けいれんを起こしてしまう子もいます。

そのため、恐らく突発性発疹の可能性がある場合は、病院で座薬をもらえると思うので、医師の指示に従って座薬を適切に入れてあげて解熱を図ってください。

 

元々、発熱自体は病原体と体が戦っているために起こる熱反応のため、悪い物ではないのですが、高熱が続くと勿論初日は元気でも、数日続けば子どもも体力が落ちてきます。

高熱で水分がとりにくそうであったり、ぐったりしていたり、息がしにくそうであったり、不機嫌であった場合は、座薬を入れてあげて体を休ませてあげてください。

 

時折40度を超えたら不妊症になるということを聞くことがありますが、医師に確認したところ、この突発性発疹の乳幼児期に40度を超えたからと言って不妊症になることはないとのことでしたが、無理はさせず、けいれんが起きるのも怖いと思うので座薬も上記の状態であったり、医師の指示のもと上手に使ってあげてください。

 

また、しんどいときに長い間体温を測るのも子どもにとっては苦痛になります。

元小児看護師として参考までにおススメの体温計もいくつか載せておきます。

 

 

 これはおでこに触れるだけで熱が測れるので、赤ちゃんや子どもに負担なく計測することが出来ます。

 

 

 

これは平均20秒という速さで的確に測定できるのでスピード計測器としておすすめです。

 

 

 

 

これは私も自宅で使っているのですが、15秒で測れて、何より体温計の先が曲がるので、ちょっとした子どもの動きにも対応しやすくて、とてもおススメです。

 

④解熱後の発疹時は安心感をもたせてあげましょう

解熱後の発疹時は、個人差はありますが不機嫌になることが多いと思います。

そんなときは、抱っこをしてあげて子どもに安心感を与えてあげるのがよいでしょう。

発疹については塗り薬もなく、特に痒がるようであれば、高熱が続いていたこともあるので、肌の乾燥を防ぐ目的で保湿をしてあげるのもいいですよ。

子どもからすると、解熱後に発疹が出てくる違和感や、自分の体がどうなっているのか分からないけれど、痒みがある不快感や不安感が出てくるので、大丈夫よと安心させてあげてください。

 

 

 

発疹が出ると、突発性発疹のウィルスの置き土産ともいわれるくらい、ウィルスが体外に排出されましたという証拠になるので、発疹が出た時に更に不機嫌になってしまうこともあります。

ママやパパは、連日の高熱での看病に疲れているところで、ダブルパンチかのように子どもの不機嫌さが来るかもしれませんが、もう少しの辛抱だと思ってママもパパも頑張ってください!

 

 

 

少しでもお役に立てることが出来たら幸いです。